パックウー日帰り旅行

パークウー洞窟を巡る、メコン川の旅

ルアンパバーンの中心地からスローボートで約2時間。メコン川沿いの岸壁にあるパークウー洞窟への旅は、川と共に暮らす地元の人の生活を目にしたり、ラオス焼酎を作る村を訪ねたり、川からの絶景を堪能したり、ラオスの昔ながらの風景に出会うことができます。(所要時間:4~6時間)

1. ドンクン島

スカスゥーム王(1838~1851年)がパークウー洞窟での瞑想の帰りに、休憩に立ち寄ったことで有名な島。王とその家族は、この島で野菜やくだものを栽培し、メコン川を眺めながらくつろぐための住居も建てられていました。現在ドンクン島には寺院がひとつ残っているだけですが、地元の人々にとって神聖な場所として崇められています。

2. サンハイ村

パークウー洞窟から約30分ほど下流の川沿いにあるサンハイ村は、ラオ焼酎(ラオラオ)の生産で有名な村です。村では焼酎の試飲や販売が行われていて、時間帯によっては製造の様子を見学することができます。ラオ焼酎はラオスの主食であるもち米を原料とし、昔ながらの製法で蒸留されたアルコール度数50度のお酒です。旅行者が飲みやすいよう、アルコール度数が低い(15度)のものもあり、赤米を使った焼酎は、カクテルのような味がするので女性に人気です。また、蛇やサソリなどが入れられたお酒もあります。

さらにサンハイ村は織物でも有名。ラオスのオーガニックコットンを使った織物が生産されていて、ナイトマーケットや町中のお土産店よりもリーズナブルな価格で販売されています。

3. Tパークウー洞窟

旅のハイライトは、ルアンパバーンの中心地から30㎞ほどメコン川の上流に位置するパークウー洞窟。地元の人々からは「タム・ティン」の名で親しまれています。無数の仏像がメコン川を眺めるように鎮座する様子は、優雅で見惚れてしまいます。

パークウー洞窟は川沿いに面した下段と、山の中腹にある上段の2つの洞窟から成ります。11世紀頃から地元の人々が仏教信仰の証としてこの洞窟に仏像を運び入れはじめ、合計4,000体もの仏像が納められています。パークウー洞窟は正式な寺院ではありませんが、ルアンパバーンの人々にとって神聖な場所として崇められています。

 

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4. ウー川

パークウー洞窟の対岸に位置するウー川の支流。水上からは、空に向かってそびえ立つ岸壁が美しい絶景が堪能できます。清流のウー川は、魚釣りや川海苔の産地としても有名です。

5. メコン川を眺めながらのランチ

パークウー洞窟のあるパークウー村には、メコン川沿を眺めながら、ラオス料理や西洋料理が味わえる地元のレストランが数件あります。洞窟の対岸にあるエレファント・キャンプでも、メコン川沿いのバルコニーで食事をとることができます。

洞窟へ向かうクルーズ船を利用した場合は、船上でのランチがプランに含まれているので、帰路はラオス料理とビールを楽しみながら、優雅に川下りすることができます。さらに、ウー川を北上した場所にあるカムロッジ(Kamu Lodge)まで足を運ぶと、稲作地帯に建てられたお洒落なレストランでカ、ム族のレシピを元にした創作料理を堪能することができます(要予約)。

※パークウー洞窟へは、ボートでの旅以外にも、車やトゥクトゥクで洞窟対岸まで行き渡し舟を利用することもできます。

パッケージツアーでは洞窟とサンハイ村に立ち寄るプランが一般的なため、ドンクン島に上陸したり、ウー川まで行く場合は、スローボートをチャーターするのがおすすめです。

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