絶景を眺める、チョンペット地区の旅

絶景を眺める、チョンペット地区の旅

町の中心となっている半島からメコン川を挟んだ対岸に広がるチョンペット地区は、隠れた観光スポット。そこには王族御用達の焼き物の村や、王が瞑想に使用した寺院など、歴史の深い観光スポットがあります。

チョンペット地区の旅のハイライトは、寺院の境内やメコン川を渡る船上から見えるルアンパバーンの景色。のどかで緑豊かなパノラマの絶景に、思わず息をのんでしまうでしょう。(所要時間 3~5時間)

 

〔行き方〕

チョンペット地区は、レンタルバイクやマウンテンバイクで回るのが人気。対岸までは国立博物館裏からフェリーが定期運行しているので、バイクや自転車と一緒に移動ができます。またトレッキングをしたり、ボートをチャーターして気になるスポットに直接足を運ぶこともできます。

1.ワット・シェンメン

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チョンペット地区の寺院の中で、もっとも華やかで彩り豊かな寺院。16世紀にワット・シェントーンをモデルに建立されました。本堂の屋根には、華やかな装飾が施された、伝統的な藁ぶき屋根が採用されています。また本堂の床には、黒、グレー、白色の19世紀フレンチ様式のタイルがあしらわれています。さらに、本堂の隣にある小さな石造の寺院は、2013年に当時の首相が略奪から仏像を保護するために建てたもので、200体を超える仏像が納められています。その中には13世紀に作られた、大変貴重な仏像もあります。

2.ワット・チョンペット

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メコン川の対岸にあるチョンペット地区に位置する寺院。123段の階段を登った丘の上にある境内からは、ルアンパバーンとメコン川が一望できる絶景のパノラマ風景が広がっています。

本寺院は1888年にタイによって建立。本堂は質素な作りですが、境内からの眺めはルアンパバーンの中でも随一の美しさを誇ります。階段を登るとまず目に入る2つの仏塔には、ランサーン王国時代の王妃が遺骨が納められています。

 

 

 

3.ワット・ロンクーン

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メコン川沿いに位置する本寺院前のテラスからは、ルアンパバーンの町を一望できます。18世紀に建立されましたが、1890年にはルアンパバーンに侵攻してきた中国兵の宿営地となっていました。本堂入口に描かれている2体の中国風の壁画は、その当時に「寺院に宿る(ルアンパバーンの)霊が兵士の眠りを妨げている」と考えた中国軍が、兵士が安眠できるように描いたものと言われています。一方、本堂内の壁画にはラオス様式で仏陀に関する物語が描かれています。

ワット・ロンクーンは歴史的に重要な意味を持っており、ランサーン王国の歴代の王は、戴冠前に本寺院にこもって瞑想をしました。本堂の裏側の境内にある窓の無い木造の白い建物は、18世紀に王室の瞑想用に建立されたもので、新月と満月の日に王はこの建物にこもって瞑想をし、平和を祈願したと言われています。旅行者も中を見学することができます。

4.ワット・タムサッカリン(サッカリン洞窟)

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ワット・ロンクーンから少し足を伸ばすと、洞窟の中にある寺院 ワット・タムサッカリンにたどり着きます。本寺院はかつて王族の瞑想の場として使われ、洞窟の中にある白い仏塔には王の遺骨が納められています。

5.ランチ休憩

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おすすめは、フェリー乗り場すぐの丘の上にあるレストラン。メコン川沿いのテラス席で、ラオス料理が味わえます。またワット・シェンメン付近では、麺料理が楽しめる地元のレストランがあります。チョンペット地区には、レストランはそれほど多くないため、トレッキングで回る場合は飲み物と軽食を持参するのがおすすめです。

6.陶芸の村・チャン村

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フェリー乗り場から4km。ご紹介した4つの寺院と逆方面に位置するチャン村は、陶芸で有名です。村の土壌の赤色の粘土で作られる陶器は、主に屋根瓦、煉瓦、照明ポット、水がめ等に使われ、ルアンパバーンの景色を語る上で欠かせない存在になっています。

何世紀にも渡ってチャン村で受け継がれてきた技法は、16世紀のランサーン王国の初代の王の時代までさかのぼることができます。陶器は二人一組になって、ろくろを回す人と成形する人とが息を合わせて作っていきます。王族はこの村で作られる陶器を愛用していました。

現地で陶芸体験を希望する場合は、町中の旅行代理店で事前にオプショナルツアーに申し込んでおいてください。